告別式が始まる直前、綺麗なお顔を拝見。
「べっぴんさん!」手を合わせる。
「ありがと!」と返事が聞こえたような。
棺の前で「ADIEU」を歌う。
この歌、お好きでしたね。
あの歌声が蘇る。
子供の頃、シャンソンが子守唄だったそう。
自由で伸びやか、無邪気で色っぽい、
彼女の画風、歌唱、生き方、在り方そのものが、
唯一無二。強烈で、可愛い人だった。
Adieu..さよなら、栄子さん。ありがとう。

大洞院の外に出ると、庭の壁画が生き生きと、見送ってくれた。
長縄栄子氏の壁画「遊戯」(ゆげ」全長16m/花井山 大洞院
天女も、鬼も子供も、仲良く…
こんな絵は、彼女ならでは。