昨日、息子(茶トラ)生死をさまよう。
病院で酸素吸入され「いつ逝ってもおかしくない。覚悟して」
と言われたが、家に連れて帰る。

「ありがとう」と「ごめんね」を交互に言う。
名前を呼び「I love you」と言い続ける。
彼はなぜか昔から、日本語じゃなくて、
「I love you」という言葉が好きなのだ。

目は焦点が合っておらず、息は荒く、口を開け、
酸素を取り込めてない様子。
子供の時から何度も経験してきた猫の「看取り」
大人になっても、やっぱりダメなんだ。
自分の横隔膜がコントロール出来ない。

どれくらいの間そうしていたのだろう。
何度目かの「I love you」の時、
かすかに返事が。すると、
添い寝していた私の方へ頭を押し付けてきた。
いつものように、ぐいぐいと。
奇跡!神様!

今日、彼は、ご飯を食べた。
爪も研いだ。
先生もびっくり。

命ってなんて素晴らしいのだろう。
今の私には、パワーがいっぱい。 
ありがとう。おかえり。
I love you!