2023/6/10 
本番前になんと「柳川」行き弾丸決行。
初の川下り。船頭船頭さんはエンターテイナー。
面白いガイド、歌声の素晴らしさ。
舟を降りて「北原白秋」先生に逢いに行く。
大好き。私の青春と言って良い。音大生の時、
心血注いで勉強した「北原白秋+山田工作」の日本歌曲。
記念館で「六騎」(ろっきゅ)という文字を見た時は体が震えた。
この言葉がタイトルの曲がある。山田耕筰先生おっしゃるに

「これは極めて藝術歌曲的な特性をもった民謡である。
霊的であると同時に、極めて肉的な要素が盛られている。
それだけに、この曲の表現はむずかしい。皮肉さ、剽げた気持、
揶揄的感情、荘重な霊への足どり、恋情、祈り、等の混交である。
白秋の詩の妙境を十二分に味わって唱われたい。」

出来ない!けど愛してやまない。歌っても歌っても、違う違うと悩み続けた。
頭と心と肉体とが、歌の中でどのように繋がってるか、
そしてそれを頭と心と体でどのように表現出来るのか。
今の私の歌謡の原点は此処にある。
気づかせてくれた「柳川」ありがとう。

柳川のアルバムはこちら!→《2023-6-10-yanagawa》